アクセスランキング

-Supported by ブログパーツ屋-





メールフォーム
ドラゴンボール コカ・コーラオリジナル コミックス背表紙フィギュア 第一弾 【12.ランチ】(食玩) ローソン限定 DRAGON BALL Z

このブログの戦闘力

4

「怖いときのランチ」
クラスです。

by ブログ戦闘力チェッカー

スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

野明「後藤隊長が765プロに出向?!」

このエントリーをはてなブックマークに追加
野明「後藤隊長が765プロに出向?!」

後藤2


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:49:13.30 ID:LOz6cmCT0

【特車二課 会議室 8:00】

太田「どどどどういう事ですか南雲隊長ぉ!」

野明「まさかアイドルデビューとか?」

遊馬「ばーか、そんな訳あるかよ」

進士「しかし、警部補クラスが芸能プロダクションに出向というのはどうも妙ですね」

山崎「ぼくたち、どうなっちゃうんでしょうか……」

熊耳「出向の期間は?」

南雲「静かに! 今からその説明をします!」


――――
――





2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:50:31.75 ID:LOz6cmCT0

南雲「――以上が本庁からの通達です。期間は今日から1か月間と聞いているわ」

進士「つまり、この前の週刊誌記事が原因の綱紀粛正の一環って訳ですか」

野明「週刊誌? あぁ、ひなたぼっこ撮られちゃったアレか」

遊馬「でも、それで隊長を芸能プロダクションに出向させるっていうのがどうも結びつかないんだよな」

熊耳「お役所意識の改善が目的であれば、製造業が最適だと思うのですが」

南雲「レイバー産業に絡んでる企業に出向なんてしたら別の疑惑を持たれるわ」

進士「癒着ですか。確かに、現場からの意見は結構重視されますからねぇ」

野明「それで芸能プロダクションかぁ」

篠原「今や製造業は多かれ少なかれレイバーに関わってるからなぁ」

進士「大手で積極的じゃないのは水瀬グループ位でしょうね」

篠原「その水瀬にしても、水瀬建機は篠原重工からOEM供給受けてるからな」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:51:10.22 ID:LOz6cmCT0

山崎「あの、後藤隊長がいない間の第二小隊長は誰なんでしょう?」

南雲「後藤警部補出向中は、私が第二小隊長を兼任します」

遊馬「げ」

野明「うへぇ」

進士「長い1ヶ月になりそうですねぇ……」

太田「なんだ貴様らその態度は! たるんどるぞ!」

南雲「そのたるんだ態度をこの1ヶ月でビシバシ鍛えなおしていきますからね」

熊耳「兼任と言っても、同時に2か所で事件が発生した場合はどうするおつもりですか?」

進士「当直任務なんて、ずっと出ずっぱりになっちゃいますよ」

南雲「熊耳巡査部長には第二小隊隊長補佐としてサポートしてもらいます」

熊耳「当直時や現場での運用指揮は私が行う、という事ですか?」

南雲「そうね。二号機バックアップとは兼任という形になるわ」

熊耳「了解しました」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:51:54.66 ID:LOz6cmCT0

南雲「説明は以上、解散!」

野明「あ、あの! 後藤隊長今日はまだ来てないみたいですけど……」

南雲「言ったでしょう。『期間は今日から1ヶ月間』って」

野明「じゃ、もう765プロに行っちゃったんだ……」

遊馬「ちっ、もっと早く知ってりゃサインの1つも頼めたのに」

南雲「そういう輩が大量に出るだろうから直前まで知らせないようにという上からの通達もあったのよ」

進士「徹底してますねぇ。今頃後藤隊長は可愛い女の子達に囲まれてる頃でしょうかね」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:52:32.06 ID:vNZdZ7Rx0

珍しい




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:52:36.13 ID:LOz6cmCT0

【765プロ事務所 社長室 8:30】

高木「本来であればさっそくわが社のアイドル達をご紹介したい所なのですが、その前にお話したい事がありまして」

後藤「事情が事情ですからな。この度はご迷惑をおかけすることになって申し訳ありません」

高木「いやいや! 今回の件はむしろわが社にとってある意味チャンスだと思っているのですよ」

後藤「チャンスですか」

高木「はい。わが社は最近男性プロデューサーを1名採用しまして、計2名のプロデューサーでで12名のアイドルをプロデュースしております」

後藤「アイドルの数に対してプロデューサーの数が随分少ない気がしますな」

高木「はい。でも当分は今の体制で行きたいと考えております。その為のお手伝いを後藤警部補にはしていただきたい」

後藤「とは言われましても、今まで泥臭い事しかしてこなかったもので。華やかなお仕事のお役に立てるかどうか」

高木「今回のきっかけとなった雑誌、私も読ませて頂きました。屋上で日光浴をする特車二課第二小隊の方々の記事です」

後藤「お恥ずかしい話です」




7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:53:16.30 ID:LOz6cmCT0

高木「あの写真を見て、我が765プロと第二小隊の方々とはどうも似ている部分がありそうだと思いまして」

後藤「はぁ、似ている部分ですか。確かにアイドル顔負けの個性を持った連中ではありますが」

高木「私は、アイドル達の自主性を出来る限り優先させてあげたいと思っているんですよ」

後藤「しかし、自主性が事務所としての方針に背く場合もあるでしょう」

高木「もちろん私の理想とするアイドル像はあります。しかし、それを実現する為にアイドルをチェスの駒のように扱ったりはしたくないのです」

後藤「ほぅ」

高木「一人ひとりでは出来ない事も、お互い支え合って、団結して乗り越えていってほしい。その為に『大人』はあれこれ口出しすべきではない」

後藤「なるほど。『大人』ね」

高木「はい。アイドル達と同じ目線に立って一緒に成長していってくれるプロデューサーが、わが社には必要だったのです」




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:53:33.19 ID:eMTvTnmI0

ほお…パトレイバーとは懐かしい
頑張ってくれ!




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:54:04.17 ID:LOz6cmCT0

後藤「それが新しく入社したプロデューサーだと」

高木「ゆくゆくはそうなって欲しいのですが、正直に言って彼は未熟です。後藤警部補には彼のサポートをしていただきたいのです」

後藤「買いかぶりすぎではありませんか? 日光浴の記事は、私の放任主義がもたらした結果だとか言われていますし、何より私も『大人』だ」

高木「はい。ですから、『子供』達が困った時に『大人』としてのアドバイスをしてもらいたいのです」

後藤「困ってから、アドバイス、ね」

高木「はい。私からではどうしても命令になりますし、解決してしまっては彼らの為になりません」

後藤「なるほど、分かりました。税金泥棒と言われない程度には働いてみましょう」

高木「では、さっそく他のみんなにも紹介しましょう。すでに全員そろっているはずです」




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:54:33.77 ID:CYA5ueQqO

また懐かしいものを・・・




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:55:22.37 ID:LOz6cmCT0

【765プロ事務所 9:00】

P「これで全員集まったな」

律子「何があるんですか? 私何も聞いてないんですけど、小鳥さんは?」

小鳥「私も何も……。社長からは全員集めておいてほしいとしか」

社長「あー、全員揃ってるかね?」

律子「はい社長。それで、今日はなぜ皆を……ってそちらの方は?」

社長「紹介しよう。こちらは後藤警部補。警視庁警備部特化車両二課第二小隊の隊長を務めていらっしゃる」

後藤「どうも、後藤です」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:55:27.70 ID:fprObNlu0

書き溜めしてるのか
頼もしい




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:55:56.24 ID:LOz6cmCT0

雪歩「お、男の人……!」

P「け、警察の方ですか……」

亜美「兄ちゃん……素直に白状した方がいいよ」

真美「今ならまだ罪は軽いよ」

伊織「あんたとも短い付き合いだったわね」

やよい「プロデューサーさん、逮捕されちゃうんですかぁ?!」

P「なんでそうなる! 俺は悪い事はしてない! ……多分」

真「なんでそこで弱気になるかな」

社長「うぉっほん! もちろん、この場の誰かを逮捕しに来たわけじゃない」

小鳥「それでは、どういったご用件でこちらに?」

社長「これから1ヶ月間、後藤警部補に我が765プロの仕事のお手伝いをして頂く事になった」

一同「えぇぇぇぇ?!」

律子「あ、あの! 何で警察の方がお手伝いに?」

後藤「それについては私から説明しましょう。そもそも事の発端は――」




14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:56:04.16 ID:eMTvTnmI0

投下早いねありがたい




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:56:06.88 ID:vBXY1bQe0

機体




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:57:12.14 ID:LOz6cmCT0

後藤「――という訳で、しばらくこちらにお世話になることになった、と。みなさん、一つよろしく」

P「はぁ、事情は大体理解できました」

やよい「うぅ、何が何やらさっぱりです……」

P「後で俺が教えてあげるから」

やよい「ありがとうございますー!」

亜美「要するに、おっちゃんの所のサボりを雑誌にすっぱ抜かれたから、うちでおべんきょーする、って事?」

律子「こら亜美! 失礼でしょうが!」

後藤「あー、平たく言えばそういう事だな」

亜美「そっかー。おっちゃんも大変だねぇ」

真美「こーきしゅくせーって奴だね」

後藤「そういう事。公僕って意外と大変なのよ」

春香「さっそく意気投合してるね」

千早「怖い人ではないのかもしれないわ」




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:57:43.52 ID:TIKQ2qJo0

パトレイバー好きとしては支援せざるを得ない




18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:57:52.53 ID:fprObNlu0

怖い人だけどね




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:58:08.56 ID:LOz6cmCT0

美希「もしかしておじさんもプロデューサーになるの?」

社長「いや、後藤警部補にはプロデューサー2名や音無君のお手伝いをしてもらう」

貴音「なるほど、事情は理解できました。して、この方はなんとお呼びすれば?」

響「警部補、なんて付けて呼ぶとちょっと物々しい感じがするぞ」

春香「あの、特車二課では何て呼ばれてたんですか?」

後藤「『隊長』が一番多かったかな。後は『後藤さん』とか。改まった場じゃなきゃそんなもんだよ」

亜美「『隊長』だって真美!」

真美「チョーかっこいーよね亜美!」

亜美真美「よろしくお願いします隊長!」

P「お前らな……。役職で呼ぶと物々しいって話したばっかりだろうが」

後藤「ま、いいんじゃない? 事務所の外でアイドル達と一緒に行動することはない訳だし」

あずさ「あら、そうなんですか? 残念です~」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 12:59:14.03 ID:LOz6cmCT0

後藤「警察の人間だって知ってる人もいるから、アイドルと一緒の所見られると何かと面倒になりそうなんだわ」

貴音「警察とアイドル……三流週刊誌の良いネタとなりましょう」

P「呼び方は常識の範囲内で各自に任せよう。後藤さんは俺らをどう呼びましょう?」

後藤「部下は苗字を呼び捨てで呼んでたけど、これもそっちにまかせるよ」

律子「いいんじゃないですか、それで。社長除けば最年長な訳だし」

P「よし、そうと決まれば各自自己紹介だな。まずは――」




21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:00:23.86 ID:LOz6cmCT0

【翌日 765プロ事務所 7:00】

小鳥「おはようございまーす」

後藤「はいおはようさん」

小鳥「ご、後藤さん! もう来てたんですか?」

後藤「おじさんになると朝が早くてね」

小鳥「またまた……。今お茶淹れますね。それともコーヒーの方がいいですか?」

後藤「コーヒーかな。そうだ、淹れ方、教えてもらえる?」

小鳥「いいですけど、お茶とかコーヒー位私が淹れますよ?」

後藤「一応新入りだし、一番飲む事になると思うからね。自分の分位は淹れるさ」

小鳥「そうですか? では……。コーヒー豆はここに挽いたのがあるので――」




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:01:25.54 ID:E193Z+BbO

オーズの後藤と伊達さんがアイドルになる話だと思ったのに




23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:01:33.80 ID:LOz6cmCT0

【同 7:30】

春香「おはようございまーす!」

小鳥「春香ちゃんおはよう」

後藤「おはよう。天海は来るの早いな。今日の予定は午後からのボイストレーニングだけじゃなかったか?」

春香「あ、後藤さんおはようございます。えへへ、なるべく事務所に顔出すようにしてるんです」

後藤「ふーん。あ、コーヒー飲む?」

春香「え? あの、その、頂ます」

後藤「ほい。砂糖とミルクは適当に入れちゃって」

春香「あ、ありがとうございます。すいません、私ったら年上の人にこんなことさせちゃって……」

後藤「同僚の分のコーヒー淹れる位なら特車二課でもやってたし、気にしなくてもいいよ」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:02:09.81 ID:LOz6cmCT0

P「おはようございます。あ、後藤さん早いですね」

後藤「はい、おはようさん。コーヒーあるけど飲む?」

小鳥「今度は私が用意しますよ」

P「お願いします。……今度は?」

春香「これ、後藤さんが淹れてくれたんですよ!」

P「そ、そうだったんですか。すいません、こんな雑用みたいな事させて」

後藤「雑用って事ぁないでしょ。自分が飲む分淹れたついでだし」

P「俺、警察とかてっきり専用のお茶係とかいるものと思ってました」

後藤「金食い部署にそんな人いないって。食事も茶坊主も隊員の当番制だし」

春香「へぇ、そうだったんですね」




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:02:24.93 ID:M0eQjSiC0

パトレイバー懐かしい
支援




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:03:58.32 ID:LOz6cmCT0

小鳥「はい、プロデューサーさんのコーヒーです」

P「ありがとうございます」

後藤「警部補ってついてはいても、出世コースから外れた場末部署にいるからね。特別な待遇なんてないさ」

春香「でも、あのパトレイバー部隊の隊長さんなんですよね?」

小鳥「98式AVって、最新機種じゃないですか。それで場末の部署だなんて」

後藤「色々と問題児集団でもあるからね。どっちにしろ、湯水のようにお金使える環境じゃないさ」

P「なるほど……。懐具合はうちも厳しいですからね」

小鳥「でも、竜宮小町がデビューしましたし、お金的にだんだん余裕もできるんじゃないですか?」

律子「その通りです! その為にもこれから頑張らなきゃですよ」

P「うわっ! 律子いつの間に」

律子「おはようございます! 結構早く来たつもりだったんだけどなぁ」

春香「律子さん、コーヒー淹れますよ」

律子「うん、お願い」




27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:05:27.79 ID:LOz6cmCT0

律子「で、何の話してたんですか?」

P「うちも特車二課も懐事情は同じって話してたんだ」

後藤「少ない人数とお金で組織回さなきゃいんだ。出来ることは自分たちで協力してやらなきゃ」

春香「えへへ、うちもアイドル自らお茶淹れたりするから同じですね」

律子「プロデューサーも少ない上に事務員は小鳥さんだけですもんね。」

小鳥「大変なんですよ~。だから領収書は早めに提出して下さいね。この前みたいに一気にドバっとはなしですよ」

P「うっ」

律子「気を付けます……」




28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:06:10.06 ID:LOz6cmCT0

P「そういえば後藤さん、もしかしてアイドルの顔と名前覚えてしまったんですか?」

後藤「昨日自己紹介された後、アイドル紹介のビデオを見させてもらったからね」

P「それってもしかして、俺が入社直後に撮ったやつですか?」

後藤「多分そうじゃないかな」

春香「そういえばあれ、カメラマンがプロデューサーさんだって皆知らなかったんですよね」

P「あの後なぜか俺だけ執拗に責められたんだよな……」

後藤「アイドルとしてだけじゃなく、事務所での普段の一面も見ることができたから、理解も早かったよ」

P「そ、そういって頂けると俺も嬉しいです」

春香「顔だけじゃないですよね。スケジュールも覚えてくれたんですか?」

P「えっ? そうなのか?」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:07:56.68 ID:LOz6cmCT0

春香「はい。私の予定が午後からだって、ホワイトボード見ずに言ってくれたんですよ」

後藤「出向と言っても形だけのパフォーマンスだけど、やることはやらなきゃな」

律子「さすがですね。私たちも見習わないと……と、やることって、何をやってもらえばいいのかな」

P「俺たちのサポート、でしたよね。でも現場とか外に付いていくのはまずいと」

律子「営業とかは確実にNGだし、局に出入りする類の仕事もダメですね」

P「トレーニングの送り迎え……も外に出るからダメか」

小鳥「車から下りなければ大丈夫じゃないですか?」

律子「う~ん、変な記者が張り付くとも限らないけど……」

P「律子が竜宮小町専属になる分、手薄になるかもしれません。その時はサポートお願いします」

後藤「はい了解」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:10:10.18 ID:8fCoCCHy0

期待




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:10:17.37 ID:LOz6cmCT0

小鳥「そうなると普段は私と一緒に事務、って感じですか?」

律子「そうなっちゃいますね。トラブルがなければアイドル達の話し相手で終わっちゃうかも……」

後藤「それで終わるに越したことはないさ。警察の為に民間企業に無理して仕事作らせる訳にもいかないんだし」

P「すいません、俺たちもアイドルたちも、出来るだけ後藤さんから色々教えてもらう機会を作るようにしますよ」

律子「現役レイバー隊長に組織や人事について教えてもらう機会なんて、そうそうありませんからね」

後藤「あんまり見習わない方がいいかもしれないよ。週刊誌に変な記事書かれちゃうかもしれない」

小鳥「その変な記事ってもしかして今週号のJ-WATCHですか?」

P「『屋根の上の油売り』って記事でしたよね」

小鳥「警察が平和な分には結構だと思うんですけどね」

後藤「ねぇ」

律子「まぁ、マスコミの目のある所で堂々と、ってのはちょっとアレですけど……」

小鳥「特車二課でニュースって、もっと大きな事やらかした時かと思ってましたから、ちょっと拍子抜けです」

後藤(この子結構詳しいな)




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:11:39.33 ID:LOz6cmCT0

律子「さて、後藤さんもいるし、お互いの今日の予定を確認しておきましょうか」

P「俺の方は午前中は外で営業、13時から春香と千早のボイストレーニング、終わったら一緒にTV局に顔出してみるよ」

律子「竜宮小町の方は、午前中に雑誌取材が2件、どっちも外ですね。午後はダンススタジオで振付の確認です」

後藤「タイトだな」

小鳥「竜宮小町がデビューしてからはずっとこんな感じですよ」

P「……」

後藤(ま、気にはなるわな)

律子「その後4人で衣装の打ち合わせもやっちゃいますから、帰りは夕方過ぎると思います。小鳥さんからは?」

小鳥「昨日律子さんが帰った後、さくらTVのディレクターさんから律子さんに電話が。今日中に連絡が欲しいそうです」

律子「あー、あの件か。了解しました。時間見つけて連絡入れます」




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:12:44.93 ID:LOz6cmCT0

小鳥「お願いします。それと、竜宮小町宛のファンレターがいっぱいなので、仕分けと事前チェックを手伝ってもらいたいんですが」

後藤「お手伝いしましょう」

律子「変なのが入ってないか磁石でチェックした後、封だけ切っておいてもらえますか? 中身は私が確認します」

P「一日ずっと外だろ。大変じゃないか?」

律子「私の企画ですし、変なのがないかだけざっと目を通すだけですから」

P「そうか……。後藤さんは事務所でフォローをお願いします」

後藤「了解。事務的な事は一通り聞いてあるし、ま、大丈夫でしょう」

律子「よーし、それじゃ今日も一日頑張っていきましょう!」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:13:50.23 ID:TC40yq/W0

知恵と勇気支援




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:14:38.08 ID:05BsAT1Y0

後藤さんが割と脳内再生されて楽しいw




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:14:59.38 ID:LOz6cmCT0

【同 8:00】

あずさ「おはようございます~」

伊織「もぅ! 道に迷ったあずさ拾ったおかげで着いたのギリギリじゃない!」

亜美「そう言いつつ見捨てないいおりんは優しいですな」

真美「ツンデレですな」

伊織「ちょっとあんた達ねぇ!」

律子「朝から騒がないの! 時間ないんだから……。竜宮小町の3人はもうすぐ出かけるから準備するのよ」

亜美「はーい。あ、隊長だ! おはようございます隊長!」

真美「おはようございます隊長! 双海亜美、双海真美両名、ただいま到着しました!」

後藤「はいおはよう」

亜美「もー、それじゃダメダメだよ隊長!」

真美「部下にシメシが付きませんぞ!」

P「お前らな、そんな事言ってないでさっさと……」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:15:48.49 ID:LOz6cmCT0

後藤「任務を伝える。亜美隊員は準備ができ次第、秋月P指揮の元、三浦、水瀬両名と行動を共にすること」

亜美「おぉう。ハクリョクが違いますな」

真美「さすがですな」

後藤「真美隊員は亜美隊員の準備を手伝った後は別命あるまで事務所にて待機。以上!……こんなもんでいい?」

P「後藤さん、ノリがいいですね……」

亜美「了解! 亜美隊員、さっそく準備に入ります!」

真美「真美隊員、亜美隊員の準備手伝いに入ります!」

伊織「朝から何やってんのよあんた達は……」




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:16:57.67 ID:LOz6cmCT0

【同 8:30】

P「じゃ、俺も外出てきます」

春香「いってらっしゃい」

小鳥「いってらっしゃ~い……と。さて、今のうちに仕分けやっちゃいますか」

後藤「そうしましょう」

真美「ねぇはるるん。この前亜美達が取材受けてた雑誌買うって言ってたよね」

春香「うん、今日来る時に買ってきたよ。一緒に見る?」

真美「見る見る!」

小鳥「ふふ、これで少しは静かになりそうですね」

後藤「妹の活躍は気になる……か」

小鳥「え?」




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:17:51.08 ID:05BsAT1Y0

投下間隔大丈夫か?
さるには気をつけてくれよ




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:18:17.13 ID:LOz6cmCT0

後藤「さっき真美は『竜宮小町が』じゃなくて、『亜美達が』って言ってたでしょ」

小鳥「そういえば……」

後藤「双子で、しかも妹の方が活躍してるっていうのを意識してるのかなと思って」

小鳥「そうかもしれませんね。今は一緒に遊べない、って言うのが大きいのかもしれませんけど」

後藤「問題はそこからどうなるかさ。なんで亜美だけ、となるか、それとも自分も同じ位活躍するぞ、となるか」

小鳥「あの仲良し2人なら変な関係にはならないと思いますよ」

後藤「俺もそう思う。会って間もない人間が言うのもなんだけど」

小鳥「そんなことないですよ。あの短い会話からそこまで分析できるなんて、さすがですね」

後藤「職業柄、どうしてもね」




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:25:20.57 ID:LOz6cmCT0

【同 10:30】

響「はいさーい! ってうぉ! すごい量のファンレターだな!」

千早「おはようございます」

小鳥「おはよう2人とも。こっちにあるのは全部竜宮小町宛よ」

千早「流石にすごい人気ね」

響「自分たちも負けないように頑張らなきゃだぞ!」

後藤「我那覇、如月。お前たちにもファンレターが来てたぞ」

響「本当?!」

小鳥「2人の分はそっちのテーブルに置いてあるわよ。念のため、軽くチェックは入れてあるから」

千早「ありがとうございます」

響「さっそく読んでみるさー!」




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:25:26.90 ID:wDpfyUri0

見てるよ




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:26:22.56 ID:8fCoCCHy0

支援




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:26:53.06 ID:QsLAxz9I0

熊耳さーん!おれだー!結婚してくれー!




45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:27:30.18 ID:LOz6cmCT0

千早「後藤さん。春香は来てますか?」

後藤「あぁ、さっきまでソファーで真美と雑誌を読んでたな」

千早「そうですか。ありがとうございます」

小鳥「千早ちゃん、ファンレターは?」

千早「トレーニング後に読みます。今は集中したいので。それでは」

後藤「対照的だな」

小鳥「千早ちゃんの場合、色々と事情があったみたいで。私も詳しくは知らないんですけど」

後藤「となると、歌に対する強迫観念か……」

小鳥「どういう事ですか?」

後藤「アイドルとしては、我那覇の反応はごく自然なものと言える」

小鳥「確かにそうですね。まぁ響ちゃんに限った事でもないですけど」




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:28:45.39 ID:LOz6cmCT0

後藤「如月のあの反応の場合、2つの可能性が考えらえる。1つは大舞台で曲を披露する予定がある場合」

小鳥「う~ん、今の所そういう予定はないですね」

後藤「そこで考えられるもう一つの可能性が、歌の上達を自分自信に過剰に強いている場合」

小鳥「千早ちゃんの場合、そっちかもしれませんね」

後藤「歌が下手なコンプレックスから来ている、というのはありえないだろう」

小鳥「歌の上手さは折り紙付きですもんね」

後藤「そこから導き出される答えはなんだろう?」

小鳥「えっ、う~ん……」

後藤「『アイドル如月千早』としてよりも、今はその答えの方が今は勝っている状態なんだろうな」

小鳥「な、なるほど。分かるような、分からないような……」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:29:46.84 ID:LOz6cmCT0

後藤「ともすれば――いや」

小鳥「え?」

後藤(ともすれば、如月にとって『アイドル』としての自分なんてどうでもいいのかも知れないな)

小鳥「ど、どうしたんですか?」

後藤「いや、これは一筋縄にはいかない問題だなと思ってね」

小鳥「そうですね。社長も焦って解決すべき事じゃない、とは言ってましたし」

後藤(とはいえ、解決の糸口もない訳でもない、か)

春香「え……っと。あはは、後藤さん、私の顔に何か付いてますか?」

後藤「あぁ、すまん。如月が来て探してたぞ」

春香「さっき会いました。音楽プレーヤーの件みたいで」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:30:42.58 ID:LOz6cmCT0

後藤「音楽プレーヤー?」

春香「はい。私電車の中とかでよく音楽聞いたりするんですけど」

後藤「ビデオにもあったな」

春香「はい。それに千早ちゃんが最近興味を持ったみたいで」

後藤「如月は持ってないのか」

春香「そうなんですよ。それで、今度一緒に操作が簡単なのを買いに行こう、って話してたんです」

後藤「ふーん……」

春香「あの、後藤さん?」

後藤「いや、最近の若い子にしては珍しいなと思って」

春香「千早ちゃん、そういうのには疎いみたいで。携帯も結構古いの使ってますし」

後藤(これは重症かもしれんなぁ……)




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:32:14.91 ID:LOz6cmCT0

【翌日 765プロ事務所 社長室 10:00】

後藤「さっきインタビューに来ていた記者、吉澤さんといいましたか。彼は社長のお知り合いとか」

高木「彼とは古くからの付き合いでして。良い記事を書く記者としても有名ですよ」

後藤「そうでしたか。それで竜宮小町のインタビュー記事をお願いしたと」

高木「えぇ。記者の中では誰よりも765プロを知っています。きっと良い記事にしてくれるでしょう」

後藤「それはそうと、お話とは?」

高木「いえ、大したお話ではありません。今日で3日目ですが、いかがですか、我が765プロは」

後藤「そうですね。良い雰囲気でアイドル達が仕事を出来ていると思いますよ」

高木「ありがとうございます。何か気が付かれた点などありますか?」

後藤「気になると言えば、プロデューサーの彼について」

高木「ほぅ」

後藤「それと、如月千早の過去について」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:33:33.41 ID:wDpfyUri0

後藤隊長相変わらず凄い人だなぁ




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:33:38.39 ID:LOz6cmCT0

高木「あぁ、やはり気付かれましたか」

後藤「彼女の件については、すぐにどうこう出来る問題でもなさそうですし」

高木「おっしゃる通りです。詳しくお話できませんが……」

後藤「1ヶ月でいなくなる私が解決すべき問題でもないでしょう。解決の糸口はありそうですし」

高木「わずか2日でそこまで分かるとは、いやはやさすがと言うほかありませんな」

後藤「職業柄どうしてもね。ですが、解決するのは本人たちですから」

高木「確かに。それはそうと、最初に言ったプロデューサーの彼については?」

後藤「はい。竜宮小町と他のアイドルとで仕事量に差があることを気にしているようで」

高木「それはある程度は覚悟していました。良い刺激になってくれればいいのですが」




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:34:20.05 ID:LOz6cmCT0

後藤「場合によっては空回りするかもしれませんな」

高木「そうかもしれません。でも、そこから立ち上がれるかどうかが彼の正念場です。その時は――」

後藤「立ち上がる為に後ろからそっと手は貸します。おそらくそれで十分でしょう。もしかしたら不要かもしれません」

高木「かもしれませんな。そうなるといよいよ後藤さんのここでのお仕事はなくなってしまいますかな?」

後藤「その時は事務所の隅でおとなしくお茶でもすすってますよ」

高木「その時はぜひ私や吉澤もご一緒させていただきますよ」

ダメダー!

高木「……どうやらそうはいかないようですな」

後藤「そのようで。失礼します」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:35:38.68 ID:LOz6cmCT0

【同 765プロ事務所 10:30】

P「よ~し。765プロー、ファイッ、オー!」

一同「お、おぉ~?」

後藤「何やってんの、あれ?」

小鳥「後藤さん! 今までどこに?」

後藤「ちょっと社長に呼ばれてね。で、何かあったの、あれ」

小鳥「それが、プロデューサーさんがいきなり『駄目だ―!』って叫んで」

後藤「社長室にまで聞こえたよ」

小鳥「でしょうね……。それで、竜宮小町に負けないよう頑張ろう、って皆に発破かけてるみたいです」

後藤「頑張るったって、頑張る仕事がないでしょうに」

小鳥「あはは、貴音ちゃんや真美ちゃんにも似たようなこと言われてましたよ」

後藤「肩の力は抜かんとなぁ」




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:37:33.72 ID:LOz6cmCT0

P「後藤さん! 社長室にいたんですか? どんな話を?」

後藤「ま、ここに慣れたか? って話とかね。それより、気合入ってるね」

P「そりゃもう! 竜宮小町に差をつけられちゃいましたからね。俺が仕事どんどん取ってこないと」

後藤「それでさっそく外回りか」

P「はい。今は仕事を選んでいられません。アイドル達を遊ばせる訳にはいきませんから」

後藤(あちゃあ)

P「じゃ、後藤さん、後は頼みます」

春香「プロデューサーさん!」

P「どうした、春香」

春香「あの、これ。甘い物は脳をリフレッシュさせるんですよ」

P「あぁ、後で食べるよ。っとうわぁっと、どうした美希」

美希「ねぇプロデューサー。どうして美希は――」

小鳥「後藤さん。すいません、ちょっと手伝ってもらっていいですか?」

後藤「はいはい、今行きます」




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:37:54.32 ID:K9A/yHph0

ここまでよく働いてる隊長とは珍しい




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:39:05.89 ID:LOz6cmCT0

【翌日 765プロ事務所 10:20】

小鳥「はい、はい……明日の午前9時……場所は……はい、貴音ちゃんですね。分かりました。伝えおきます」

後藤「また仕事決まったのか」

小鳥「はい、プロデューサーさんからでした。雑誌の仕事で、ドレスを着ての撮影とか」

後藤「ドレスなら高貴なイメージのある四条という訳か」

小鳥「そう言ってましたね。とは言っても内容は良く聞かされませんでしたけどね」

後藤「萩原、高槻に続いて3件目か」

小鳥「はい。やよいちゃんのエキストラは午後からだから、プロデューサーさんが戻り次第現場入りですね」

後藤「昨日からなんだかドタバタしてきたな」

小鳥「はい。っと、いけない。貴音ちゃんにお仕事決まったって伝えてきますね」

後藤「雑誌で、ドレスで、四条、か……」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:39:59.98 ID:LOz6cmCT0

美希「いいなぁ。美希ももっとお仕事したいな」

後藤「珍しいな星井。発破が効いたか」

美希「葉っぱ? よくわからないの。でも、今の美希はも~っとお仕事したい気分なんだ」

後藤「今後の仕事もいいが、今日の午後からCM撮影だろう。ダンスの振付は大丈夫か?」

美希「大丈夫! 美希、そんなの1発で覚えちゃったよ」

後藤「早く覚えて少しでも寝たい、か?」

美希「昨日までの美希ならそうだったの。でも今は違うの」

後藤(何か言われたなこりゃ)




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:40:58.32 ID:LOz6cmCT0

【翌日 765プロ事務所 13:00】

小鳥「う~ん……そうねぇ、確かにちょっと……」

貴音「はい。こういった内容でしたら、わたくしよりもやよいの方が適任だったかと」

後藤「物によっちゃいいんじゃないか、ってのもあるがな」

貴音「そういえば、今日はやよいの姿が見えませんが」

小鳥「それが、昨日特撮物のエキストラの仕事があったんだけど……」

後藤「高い所から飛び降りるシーンで泣き出しちゃったらしいんだわ」

貴音「なんと……」

小鳥「やよいちゃん高所恐怖症だから。ショックで寝込んじゃったの」

千早「その仕事だったら、真か我那覇さんの方が向いているのでは?」

後藤「ま、普通に考えりゃそうなるな」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:42:33.29 ID:LOz6cmCT0

小鳥「実は、雪歩ちゃんの方もね、今日イベント会場から電話があって……」

後藤「衣装を着たはいいが、恥ずかしさのあまり直径1.5m超、深さ2m超の穴をスコップで掘削。篭城の構えに入ったらしい」

小鳥「電話で後藤さんが何とか雪歩ちゃんを説得してくれたから何とかなったんだけどね」

千早「最近のプロデューサー、何か焦っているというか、空回りをしてしまっているような印象です」

貴音「わたくしも同意見です。ですが、プロデューサーもわたくし達を思って行動して下さっているのですから」

千早「ええ……」

小鳥「あら、電話。はい、765プロです」

後藤「プロデューサーの焦りを感じ始めたのはいつ頃からだ?」

千早「そうですね、後藤さんが765プロに来たあたりからなんとなくは。明らかに変だと思ったのはここ2,3日ですね」

貴音「わたくしは一昨日、予定表の前で頑張るよう激励されてから、でしょうか」

後藤「なるほどな」




60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:44:20.71 ID:LOz6cmCT0

貴音「わたくしたちも仕事を選びたいという訳ではありません。しかし、適材適所という言葉もあります」

千早「プロデューサーもそこは分かってくれていると思うのですが」

後藤「そうだな。冷静な判断が出来れば、こんなミスキャストはしないさ。如月の言った通り、空回りしているな」

貴音「では、どうすれば?」

後藤「まずは空回りしているって事に気づいてもらわにゃならん」

千早「確かに、今のプロデューサーには周りが見えていない印象を受けます」

後藤「気が付いていったんギアを止めてもらわんと、ギアをはめ直す事は出来ないからな」

貴音「では、後藤殿が元のギアにはめ直すすと?」

後藤「はめ直すのは本人さ。元のギアにはまるか、あるいは――」

小鳥「あぁあ! たっ大変よ!」




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:46:18.47 ID:LOz6cmCT0

後藤「どうした?」

小鳥「イベント制作会社からの電話で、『おたくのアイドルがまだ来てないんだけどどうなってるんだ』って」

後藤「そっちは菊池と我那覇が行くことになっていたはずだな」

小鳥「それが、春香ちゃんの方の現場で、急に1名増員のお話が来て」

後藤「まさかそっちに行ったのか?」

小鳥「プロデューサーさんが、空いてるアイドルに声かけて直接現場行きますって。だからホワイトボードに誰が行くって書いてなんです」

後藤「分かった。音無は至急プロデューサーに連絡、事実関係を確認しろ」

小鳥「分かりました」

後藤「如月、四条。イベント内容が分かる資料はあるか?」

貴音「おそらくこれです。どうやらダンスがメインのようですが」

後藤「向こうで菊池に振付を教えてもらうしかないな」

貴音「それ以外の内容はここにいる誰でも対応可能かと思いますが、ダンスとなると……」

後藤「如月は星井に連絡を取ってくれ。すぐ動けるアイドルはここにいる2名と星井だけだ」




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:47:44.89 ID:LOz6cmCT0

千早「分かりました。もしもし、美希、今どこに? そう、分かったわ。後藤さん、美希は今事務所の下まで来たみたいです」

後藤「そうか」

小鳥「後藤さん、響ちゃんは春香ちゃんの現場にいるみたいです。代わりに誰かを向かわせてほしいと」

千早「代わり、と言っても……」

貴音「流石に今から振付を1から覚えるというのは……」

美希「おっはよー……でもないの。あれ、みんなどうしたの?」

小鳥「それが、今から真ちゃんの現場に1人行ってもらわないといけないの」

後藤「これがイベントの内容だ」

美希「……これ、美希が行ってもいい?」

小鳥「美希ちゃんが?」

貴音「美希、大丈夫なのですか?」




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:48:46.22 ID:LOz6cmCT0

後藤「現場到着後、菊地から振付を教えてもらえ。1回で覚えないと間に合わないが、出来るな?」

美希「大丈夫、任せてなの!」

後藤「よし、ではすぐに出発しろ。音無、電話はまだ繋がってるか?」

小鳥「はい。代わりますか?」

後藤「頼む。もしもし、後藤だ。そっちの状況はどうだ?」

P『はい、こちらは後は本番だけです。内容的にも問題なく終わると思います』

後藤「そうか。ではそっちは天海と我那覇に任せてすぐに菊地の方に向かえ」

P『えっ? あぁ、でも……』

後藤「アイドル遅刻のお詫びを菊地にだけさせるつもりか?」

P『あっ……!』

後藤「俺は行きたくても現場には顔は出せん。秋月も抜けるのは無理だろう。そうなるといけるのはお前だけだ」

P『そ、そう……ですね……』




64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:49:33.47 ID:LOz6cmCT0

【同 HOLIDAY FESTIVAL会場裏 13:30】

P「あの、二人とも」

春香「 プロデューサーさん、あっちの現場に行った方がいいんじゃないですか?」

P「あぁ……実はさっき後藤さんに言われたよ。ここは二人に任せろ、って。でも……」

春香「プロデューサーさん、一人で頑張りすぎですよ。私たちだっているんですから」

響「そうそう。後藤さんは自分たちを信じてくれたんだぞ? プロデューサーも自分たちを信じて任せてほしいぞ!」

P「そうか……そうだな」

春香「そうと決まれば」

響「ほら、急いで急いで!」

P「すまん! 頼む!」




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:51:56.69 ID:LOz6cmCT0

【同 765プロ事務所 18:00】

小鳥「そうですか! はい、はい……はい、お疲れ様でした!」

後藤「その分だと星井は上手くやってくれたみたいだな」

小鳥「えぇ! 怒られるどころか、また次も頼みたい、って言ってもらえたみたいですよ!」

後藤「そりゃ、随分と好感度上げたもんだな」

小鳥「それは後藤さんもですよ」

後藤「俺が? どうして?」

小鳥「千早ちゃんと貴音ちゃん、驚いてましたよ。後藤さんがキビキビ指示を出してるの見て」

後藤「普段の俺、そんなにだらしない?」

小鳥「いや、そういう事ではなく……。でも、さすが隊長! って感じでした」

後藤「現場じゃ往々にして予想外は起きるものさ。これ位出来なきゃ勤まらんさ」

小鳥「事件発生の予定なんて建てられませんからね」

後藤「そういうこと。そうだ、プロデューサーの彼は直帰かな?」

小鳥「いえ、いったん帰ってくるって言ってましたよ。ここからは現場近いし、もうすぐ来るんじゃないですか?」




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:53:19.48 ID:LOz6cmCT0

後藤「そうか。今日は竜宮小町の方は直帰だったな」

小鳥「はい。私ももうちょっとで終わりますし、プロデューサーさんも荷物置いて予定の確認位じゃないかと」

後藤「そうか。帰ってきたらちょっとお話しなきゃな」

小鳥「社長室が空いてますよ。社長、帰っちゃいましたし」

後藤「んじゃさ、お話、30分もかからないと思うから、終わったら3人で泡のでるジュースなんてどう」

小鳥「ふふふふ、いいですねぇ。私近くにいいお店知ってるんですよ。場所だけ取っときますね」

後藤「お願いね」

小鳥「えーと、確かクーポンは期限切れてなかったような……」




67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:55:52.67 ID:LOz6cmCT0

【同 765プロ事務所 社長室 18:20】

後藤「悪いな。疲れてるところ」

P「いえ、今日はありがとうございました」

後藤「お礼はアイドル達へだけで十分だよ」

P「でも、後藤さんがいなかったらと思うと」

後藤「案外、何とかなってたんじゃないか?」

P「そんな!」

後藤「俺が菊地の現場に迎えって言わなくても、天海あたりが同じこと言い出したかもしれない」

P「うっ」

後藤「俺がいなくても、星井は進んで代役に立候補しただろうな」

P「そうなんですか?」

後藤「あぁ。彼女達は、お前が思ってるほど子供じゃない。ここ最近のお前の空回り、如月や四条には筒抜けだぞ」

P「貴音、はともかく、千早にまで……」

後藤「それでもみんな、お前の力になろうと頑張ってくれている。そのお前が彼女たちを信じてやれなくてどうする」

P[そうですよね……俺、プロデューサーなのに……」




68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:56:45.08 ID:LOz6cmCT0

後藤「警察ってのは風邪薬みたいなもんでな」

P「え?」

後藤「症状が出てから、症状に合わせて解熱剤や咳止めを投与されるだが」

P「はぁ」

後藤「そんときゃもう風邪はひいちゃってる訳よ。ここでそれまでの生活を悔いてもしょうがない」

P「そうですね」

後藤「熱が出たら解熱剤、咳には咳止めを投与するように、各警察官は症状に合わせて投入される」

P「それってつまり……」

後藤「警察の仕事は本質的にはいつも手遅れなんだ」

P「手遅れ、か」




69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:57:45.00 ID:LOz6cmCT0

後藤「じゃあアイドルはどうだろう?」

P「えーと、症状に合わせて投入する、って言うのはアイドルにも重要な事です。……その、そうするべきでした」

後藤「別にお説教したい訳じゃない。確かにその通りだ。だが、1つ大きく異なる点がある」

P「異なる点、ですか。えー……っと」

後藤「どんな病気にかかりそうか、どんな病気にかかりたいか、事前に分かるって事だ」

P「あっ!」

後藤「今手持ちの薬に咳止めがないなら、咳の出る病気にはかからないという選択が出来る訳だ」

P「それを選択するのが俺や律子の仕事、という訳ですね」

後藤「そうだ。もちろん、咳が流行っているのに咳止めがありません、はいつまでも通用しないがな」

P「そうですね。でも、咳止めの仕事を無理やり解熱剤にさせることはできません」

後藤「中には総合感冒薬なんてものもある。どんな症状もこなすが、必ずしもベストな処方にはならんだろう」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:58:05.95 ID:KSHJHabD0

しえん
本来の部下が居ないとここまで動くもんか……さすが切れ者




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:59:09.25 ID:LOz6cmCT0

P「手持ちにどんな薬があるのか、よく把握しないと務まらないですよね」

後藤「そういう事だ。そして、それは薬自信も教えてくれる」

P「俺、仕事どんどん取って来ようと思って、アイドル達と話する機会作ってなかったかもしれません」

後藤「そこまで気が付いたならもういう事はない。さ、難しいお話はこれ位にしよう。今日はもう終わりか?」

P「はい。残ってやっても効率落ちそうですし」

後藤「んじゃさ、音無と3人で泡の出るジュースでも飲みに行こうや」

P「泡の出るジュース、ですか」




72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 13:59:43.10 ID:0aW09JRjO

みんなで幸せになろうよの人だっけ




73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:00:48.71 ID:LOz6cmCT0

【翌日 765プロ事務所 7:30】

律子「それでこのザマですか」

小鳥「頭痛い……」

P「うぅ……春香、水くれ……」

春香「はい、今持ってきます」

後藤「だから1軒目でやめときなさいって言ったのに」

律子「プロデューサーさんは最近ちょっと煮詰まってたみたいだし大目に見るとして、小鳥さん!」

小鳥「うぅ……律子さんもうちょっと声小さく……頭に響く……」

春香「プロデューサーさん、はいお水。小鳥さんも」

P「すまん、春香」

小鳥「ありがとう……いたた……」

律子「もぅ! それでちゃんと仕事になるんですか?」




74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:01:04.35 ID:gDfZtluS0

この反応の薄さ VIP終わってた




97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:18:53.90 ID:vBXY1bQe0

>>74
読む方に集中しててつい




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:01:35.05 ID:LOz6cmCT0

後藤「ま、フォローは俺の方でしよう。竜宮小町以外は、今日はレッスンだけだったな」

春香「そうですね。午前中は私と千早ちゃんのボーカルレッスンで、午後は雪歩、真美、真がダンスレッスンです」

律子「そっちはプロデューサー抜きでも何とかなりそうね。あ、だからってサボって寝てるだけじゃだめですよ」

P「わ、分かってる……こまごました事務仕事が溜まってたからそれを片付けて……午後……いけたら営業……うぷっ」

律子「営業先でリバースするつもりですか? おとなしく一日ここに居てください。いいですね?」

P「はい……」

律子「まったく……。竜宮小町は、午前中ダンススタジオで、お昼前に雑誌取材が1本、午後はレコーディングスタジオですね」

後藤「大変だろうが、しっかりな」

律子「えぇ、任せて下さい。っと、そろそろ出ないと」




76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:02:02.69 ID:FnbHpPBP0

すまんずっと黙って読んでたわ。今年は確か25周年だよな




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:02:24.58 ID:LOz6cmCT0

春香「みんなとはスタジオで合流ですか?」

律子「えぇ。あずささんは行くときに私が拾っていくことにしてるけど」

後藤「一番スタジオに近い所に住んでるんだがなぁ」

春香「あはは……コンビニにお使いに出て都内脱出した前科もありますからね……」

律子「今度GPSどこかに仕込んでおこうかしら……おっといけない、すいません、後はお願いします」

春香「はーい。行ってらっしゃーい」

P「うー……」

小鳥「ぁー……」

後藤「駄目だわこりゃ」




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:03:12.74 ID:KSHJHabD0

これか





79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:03:17.59 ID:/Wm571oDO

誰か昨日のアイマスカルーアのスレタイを教えてくれ…




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:03:42.46 ID:LOz6cmCT0

【同 765プロ事務所 社長室 10:00】

高木「そうでしたか」

後藤「後は本人次第ですが、ま、大丈夫でしょう。今現在は、まぁ、朝よりはだいぶマシにはなっとります」

高木「たまには疲れと一緒にたまっているものを吐き出すのもいいでしょう」

後藤「胃の中身だけはトイレの便器に吐き出してもらいたいものですな」

高木「はっはっは、確かに。しかし、今度こそ後藤さんにはゆっくりして頂けそうですな」

後藤「はい。とは言っても、帰って報告書を書ける程度の事はします」

高木「特車二課の方のお仕事は大丈夫ですか? 私ごときが心配することでもないかもしれませんが」

後藤「向こうには私より優秀な同僚と部下がおりますから。大きな事件も今の所ひと段落していますし」

高木「『黒いレイバー』でしたな。私もTVで見ていましたが、なんとも不可解な事件のようで」

後藤「スッキリはしませんが、それだけにかまっているわけにはいきません。当面はモグラたたきでしょうな」

高木「私もTV局や記者にわずかですが伝手はあります。何か情報があればお伝えしましょう」

後藤「よろしくお願いします」




81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:04:13.19 ID:pQYK57W30

これは良SS




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:04:46.77 ID:8fCoCCHy0

他の職場でバリバリやってたとはいえ入ってすぐの人にここまで仕事されるとちょっと凹むよなぁ




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:05:44.96 ID:aXPIg4sF0

後藤P…




84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:07:11.60 ID:gDfZtluS0

企画7課も絡むのか・・




85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:07:25.24 ID:LOz6cmCT0

【4週間後 765プロ事務所 10:00】

律子「ただいま戻りました」

小鳥「おかえりなさい」

亜美「隊長、ジュース買って置いてくれた?」

後藤「冷蔵庫に入ってるよ。水瀬と三浦の分もな」

亜美「やたっ! ……あ」

後藤「真美か?一緒に飲むって向こうで待ってるぞ。行ってやれ」

亜美「りょーかいっ!」

伊織「この前みたいにバヤリースじゃないでしょうね?」

後藤「どうして? おいしいじゃないバヤリース」

伊織「そういう問題じゃないでしょ! 私は果汁100%が好きなの!」

あずさ「まぁまぁ伊織ちゃん。すいません後藤さん、頂ますね」

後藤「はいはい。水瀬の分はちゃんと果汁100%の買ってあるよ」

伊織「ふん、最初からそう言えばいいのよ!」

律子「こら亜美、伊織! ちゃんとお礼言いなさい! まったく……」




86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:08:31.34 ID:eMTvTnmI0

見てます
面白いです




87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:09:54.46 ID:LOz6cmCT0

小鳥「ふふっ、後藤さん、隊長さんなのにすっかり使いっぱしりですね」

後藤「本業でも特車二課は良いように使われてるからなぁ」

律子「そういえばこの前ニュースで見たんですけど、逃げた牛捕まえてましたよね」

後藤「手先が器用なだけに、そんなお仕事も回ってくる訳さ」

小鳥「第一小隊の96式改はそういう細かい作業は難しいですもんね」

律子「ブロッケンとか黒いレイバーのニュース考えると、スペック的にそろそろ厳しいのかもしれませんね」

小鳥「時期主力機って話もあったAVS-98は黒いレイバーにやられちゃって導入見送りでしたっけ」

律子「あれは元々コスト重視でしたし、当然っちゃ当然じゃないですか。それより、AVS-98Mk-IIなんて噂が……」

後藤「えーと、君たち。なんでまたそんなに詳し――」

P「ただいま戻りました! お、律子達も戻ってたのか」




88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:10:40.96 ID:kWtJVbO00

アイマス全く分からないけど読んでるぞ
後藤隊長みたいなキャラってもういないのかな




90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:11:38.72 ID:TIKQ2qJo0

>>88
ナルトのカカシ先生とかそんな路線目指してたけど失敗したな




89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:10:55.52 ID:LOz6cmCT0

小鳥「あ、お帰りなさい」

律子「お帰りなさい。今日は午後の合同トレーニングまでは予定なしですね」

後藤「感謝祭ライブ前最後の合同トレーニングか」

P「はい。一時は美希の件でどうなるかと思いましたけど、何とかここまで来ました」

律子「不用意な返答するからですよ」

P「深く反省してます」

後藤(感謝祭ライブの立ち合いがここでの最後の仕事になる、か)




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:11:38.71 ID:aXPIg4sF0

律子と小鳥が…




92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:12:11.33 ID:FnbHpPBP0

漫画版準拠か




93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:12:31.53 ID:LOz6cmCT0

【感謝祭ライブ会場 関係者控室 11:00】

高木「まさにライブ日和、ですな。台風が近づいていると聞きましたが、晴れてよかった」

後藤「紆余曲折はありましたが、若い連中は頑張ってくれましたよ」

高木「ええ。そういえば、後藤さんは今日まででしたか」

後藤「はい。表立って手伝う訳にもいきませんし、『ゆっくりライブ見てください』なんて言われてしまいました」

高木「はっはっは、では、一緒に客席で若い連中の活躍を見る事にしましょう」

後藤「若い連中といえば、竜宮小町は収録先から直接こちらに来る事になっていましたな」

高木「はい。彼女たちは今日一日大変でしょう……後藤さん、どうされました?」

後藤「いえ、始まるまで暇つぶしに都内の道路地図なんて見ておこうかと思いましてね」

高木「はぁ、地図ですか?」

後藤「ええ。雨は……いやだな」

高木「雨は客足が減りますからな。しかし、今日はその心配もないでしょう! おっと、私はアイドル諸君を見てきます」

後藤「だといいけどね」




94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:12:40.51 ID:CYA5ueQqO

さすがカミソリ後藤




95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:16:23.70 ID:LOz6cmCT0

【感謝祭ライブ会場 関係者控室 18:10】


P「――竜宮小町が来るまでのセットリストも、先ほど完成しました」

後藤(案の定天候不良で遅刻か。とはいえ、向こうの仕事も外せなかったからな)

高木「うん、事情は分かった」

P「はい、俺たちで何とかしてみせます」

高木「うん、君たちを信じよう。まぁ、いざとなったら私の『手品』で」

P「あ、あははは……。ではそろそろ行きます。後藤さん、竜宮小町が来たらこのセットリスト渡してもらえますか」

後藤「はいはい」

高木「頼んだぞ」

後藤「さて、社長。秋月の携帯電話の番号、分かります?」

高木「ええ、私の携帯に番号が入っておりますが」

後藤「お借りしてもいいですか? ちょっと『手品』に使いたいと思いまして」

高木「……後藤さんには最後の最後までお手伝い頂いて本当に申し訳ありません」

後藤「いや、大したことをするつもりはありません。では、ちょっとお借りします」




96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:17:20.31 ID:LOz6cmCT0

【感謝祭ライブ会場 関係者控室 18:20】

後藤「もしもし、秋月……三浦か。今どこを走ってる?」

後藤「うん……そうか。それじゃ秋月に、次のインターで降りるよう伝えてくれ」

後藤「そうだ。……そのまま行くと確実に渋滞に捕まる。そうなればライブが終わるまで車は動かん」

後藤「降りたら国道に出るから……そうだ。そこを右折して、後はしばらく道なりに……」




98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:19:12.12 ID:LOz6cmCT0

【レンタカー車内 18:40】

あずさ「――はい、見えてきました。ここを左折、ですね」

律子「了解。ここまでくればもう十分ね」

亜美「やったー、よくやった律っちゃん! 褒めてつかわす」

律子「偉そうにしないの。でも、何とか後半からは参加できそうね」

あずさ「はい、はい、ありがとうございました~。ふぅ、あらあら、私は褒めてくれないの?」

亜美「よしよし、あずさお姉ちゃんもよくがんばりました」

伊織「二人とも、馬鹿やってないで打ち合わせするわよ!」

あずさ「打ち合わせ?」

伊織「皆がせっかく頑張って盛り上げてくれてるのに、私たちがヘマしたら台無しでしょ?!」

亜美「そっか、ぶっつけ本番だもんね」

あずさ「えーと、最初はSMOKY THRILLだったかしら」

亜美「ねー律っちゃん、セットリスト持ってたっ……あー、律っちゃんなんかニヤニヤしてる!」

伊織「ちょっと! 打ち合わせの時位真面目にやんなさいよね! あんたプロデューサーでしょ?!」

律子「ち、違っ、こら亜美、運転の邪魔しない! いいから、3人で進めてなさい! 変なとこあったら突っ込むから!」




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:20:11.44 ID:LOz6cmCT0

【感謝祭ライブ会場 裏口】

高木「では、本当にこのままお帰りに?」

後藤「えぇ。タダで良いライブも見させてもらいましたし、彼女たちもゆっくり休ませてやりたいですから」

高木「そうですか……。では、後藤さん。最後の最後までありがとうございました。おかげで竜宮小町もライブに間に合いました」

後藤「私は何も。思ったよりも高速が空いていたようで、よかったですな」

高木「はっはっは、ではそういう事にしておきましょう。プロデューサー諸君もアイドル諸君も、おかげで成長することが出来ました」

後藤「よしてください。怒られるのは慣れているんですが、褒められるのはどうも苦手で」

高木「あっはっは、これは失礼。後ほどライブの映像を収めたディスクをお送りしますよ。時間があるときに皆さんでご覧ください」

後藤「ありがとうございます。若い連中が喜びます。それでは、これで。1ヶ月お世話になりました」

高木「ありがとうございました。お体を大切に。ご活躍をお祈りしております」




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:21:49.73 ID:1ihtWuN8O

後藤さんは本気出したら天下取れそう




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:22:21.50 ID:KSHJHabD0

そんな面倒部下にやらせそうだけどな




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:22:39.18 ID:LOz6cmCT0

【特車二課 隊長室】

南雲「それで、そのまま帰ってきちゃったわけ?」

後藤「最後にちゃんと社長にあいさつもしたし、問題はないんじゃない?」

南雲「彼女たち、寂しがったんじゃないの?」

後藤「さてね。忙しくてそれどころじゃないでしょう」

南雲「それで、それは?」

後藤「765プロから送られてきた、ライブのディスクとメッセージが入ったディスク、らしい」

南雲「恨み言が詰まってるかもしれないわ」

後藤「その時は課長に頭下げてもらおう。今からメッセージディスク確認するけど、一緒に見る?」

南雲「そうね。せっかくだし」




103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:24:19.21 ID:jojztFyE0

パトレイバーって今リメイクしたら
絶対受けると思うんだけどなあ




104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:25:28.90 ID:LOz6cmCT0

【765プロ事務所】

高木「よし。では手を下げたら録画開始するぞ。はいっ」

P「えー、後藤さん、お久ぶりです。私たち765プロってうわぁ!」

伊織「ちょっと! この伊織ちゃんに何も言わずにいなくなるってどういう事?!」

亜美「そーだよ隊長! チョーさみしかったんだかんね!」

真美「いおりんなんて、マジ泣きしちゃったんだかんね!」

伊織「してないわよ! まぁ、その、ちょっとくらいは……」

律子「こらあんた達! もぅ。すいません社長、もう一回……」

P「いいじゃないか、765プロらしくて。さ、他のみんなも」

春香「後藤さん、短い間でしたけど、お世話になりました」

千早「おかげでライブも成功させることが出来ました」

雪歩「あ、ありがとうございましたぁ」




106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:26:50.03 ID:vBXY1bQe0

>>103
バブルの延長線上にある世界観だからなぁ
そのままでいくならそれはそれでいいけど
ストーリーとか大幅に変更しないと厳しいんじゃない?




105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:25:55.03 ID:Uc83AbR80

相変わらずパトレイバースレは人が少ない




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:27:06.07 ID:TIKQ2qJo0

後藤さん上司に欲しいわ




108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:27:10.95 ID:kWtJVbO00

後藤隊長って子供いないからこういうのに弱そう




109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:27:48.44 ID:LOz6cmCT0

伊織「ふん、ま、道案内した事に免じて、黙って帰ったことは許してあげるわ」

亜美「んっふっふ~。スナオじゃありませんな」

真美「オトメゴコロはフクザツですな」

伊織「こら! 茶化すんじゃないわよ!」

あずさ「今度またゆっくり、泡の出るジュースでも。うふふ」

P「その際は限度をわきまえます」

小鳥「二度と醜態は見せません。……多分」

律子「まったく……。あ、えと、いろいろとサポートしてもらって助かりました。ありがとうございました」




110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:28:09.52 ID:VKIVZIB10

今回の企画の読み切りがパトレイバーの方だったらな、とか思うがあ~るも好きなんだよな




111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:31:00.26 ID:Cejwm6cX0

リメイクとか勘弁してほしいな
ま、されても自分は見ないよ




112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:31:59.29 ID:vBXY1bQe0

>>111
まぁ劇場版ですら一作目以外は酷いもんだったからな




116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:35:50.77 ID:Cejwm6cX0

>>112
だよね…。そういえば劇場版2までしか見てないや




113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:32:23.56 ID:LOz6cmCT0

やよい「うっうー! 今度はぜひうちのもやし祭に来てほしいです!」

響「仕事じゃなく遊びで来てほしいぞ!」

真「そうだね! ぜひ来てください、待ってますよ!」

美希「キリっとして指示出してる後藤さん、美希、とってもかっこいいって思ったな」

貴音「またいつか、お会いすることもありましょう。それまで、どうかお元気で……」

小鳥「いつでも来てくださいね。それはそうとAVS-98Mk-IIってあ! 私まだ途中」

P「風邪薬の話、忘れずに頑張ります! それじゃ、せーの!」

一同「ありがとうございました!」

亜美「絶対来てよ隊長!」

真美「来なけりゃこっちから行くよ隊長!」

律子「もー、最後びしっと決まったと思ったのに……」

美希「ビデオ、まだ回ってるの?」

亜美「えーいしょうがない、ここはあずさお姉ちゃんにひと肌脱いでもらうしか」

あずさ「あらあら、こうかしら?」

P「ちょっ! 何本気で脱い――」




114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:33:37.60 ID:LOz6cmCT0

【特車二課 隊長室】

南雲「――ずいぶん好かれたみたいね」

後藤「ライブ翌日に撮ったのかな。忙しいだろうに、あいつらは……」

南雲「事務員の女性がすごい気になる単語を口にしてた気がするけど……あら、後藤さん?」

後藤「ちょっと煙草吸ってきます」

南雲「照れる位ならひとりで見ればいいのに」




115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:35:28.26 ID:/Wm571oDO

そういえばあ~るが復活してたっけか
読みたいけどもう遅いか




117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:41:53.95 ID:FCOj8b1R0

サルったか?




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:44:59.57 ID:LOz6cmCT0

【特車二課 隊長室前廊下】

後藤「1ヶ月もあの環境に慣れるとここが静かに感じ――」

太田「なんだとぉ?! もう一回言ってみろ篠原ぁ!」

遊馬「おう何回でも言ってやらぁ! 偉そうな事言うなら1回位イングラム壊さずに帰ってこい言ったの!」

太田「何おぅ?! 貴様なんだその偉そうな口の利き方は!」

遊馬「偉そうなのはどっちだよ! 階級一緒のくせに!」

野明「まぁまぁ二人とも……。昨日の出動は太田さんも電磁警棒がまがっただけで済んだじゃない」

遊馬「事故車両の撤去でなんで電磁警棒曲げるんだよ」

進士「左指のジョイントも1本馬鹿になってたみたいですよ」

太田「馬鹿とは何だ馬鹿とは!」

後藤「――でもないか。おーい、元気なのはいいが、そろそろミーティング始めるぞ。はいはい、行った行った」

遊馬「了解! 野明、行くぞ」

後藤(賑やかさに関してはこっちも負けてない、か)                            
                                                      終わり
                                                        


                                                  




119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:46:18.98 ID:dTZ4Uxp90

おう…


小鳥と律子はどっから…




120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:48:19.32 ID:pQYK57W30

お疲れ様でーす

面白かった
アニメ版パトレイバー見終わったところだったからタイムリーだったわ




121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:50:37.78 ID:vBXY1bQe0






122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:51:03.47 ID:Cejwm6cX0

おつー




123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:51:03.88 ID:8fCoCCHy0

乙、面白かったよ




124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:51:17.59 ID:gDfZtluS0

乙 おもしろかったー




125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:53:58.20 ID:KSHJHabD0

おつおつ
次はアイドルが特車2課へ行くおはなしだな




126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:55:04.32 ID:vBXY1bQe0

あー、一日警察署長みたいな?




127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 14:55:48.34 ID:LOz6cmCT0

>>125
そっちまで書き上げてからと思ったんだけどね




128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 15:00:25.65 ID:xTH42J79O

これは続編に期待




129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 15:02:13.85 ID:TIKQ2qJo0

乙!
後藤さんは名キャラだな




130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 15:06:18.91 ID:gDfZtluS0

つ 次は内海課長もちらっと出してくれると嬉しいです




131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 15:11:42.57 ID:oEksyvMR0

おもしろかった





powered by 勝つーる
スポンサーサイト
[ 2013/01/06 15:29 ] SS | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://2chmatometemitazo.blog.fc2.com/tb.php/272-0d20c106


にほんブログ村 ネットブログ 2ちゃんねるへ
にほんブログ村 フッジサーンあんてな
ブログパーツ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。